レッツスタディー!ワールドウチナーンチュ事業とは
レッツスタディー!ワールドウチナーンチュ事業は、第6回世界ウチナーンチュ大会の公式イベントの一つです。
2006年10月に開催された「第4回世界のウチナーンチュ大会」を契機に、「一校一国運動」として大会までの期間、県内の小中高校の児童生徒が、海外に在住する世界のウチナーンチュとの交流等を通して、その国の文化・言葉・食・歴史等を学ぶことにより、異文化・多文化共生についての理解およびウチナーネットワークの認識を深めるためにはじまった取り組みです。
第5回大会では事業名が「レッツスタディー!ワールドウチナーンチュ」事業と名称変更となりました。
多くの移民を出した沖縄県は、戦前戦後を通して、海外へ渡ったウチナーンチュたちからたくさんの支援を受けました。ウチナーンチュの「ゆいまーる」の心によって、海外へ移民した方々に支えられ、私たちが暮らす現在の沖縄があります。そのことを子どもたちとその家族に伝えることで、今のわたし達のために道を切り開き、たくましく生きてきた祖先たちへの“感謝”の心とその“つながり”を再確認することを目的に行っています。
レッツスタディー!ワールドウチナーンチュ事業に参加するにあったて、様々な支援内容をそろえていますので、是非ご活用下さい。また、授業や交流の形態などについての相談を受け付けています。子ども達がワクワクするような移民学習を無料で提供しています。お気軽にお問合せ下さい。
レッツスタディー!ワールドウチナーンチュ事業
イベント期間中、以下のような活動を行っています!
レッツスタディー!ワールドウチナーンチュ事業(旧一校一国運動)のロゴマークは、大海原を渡る二頭の豚をマスコットにしています。
一匹は、戦前から沖縄に存在していた黒豚、もう一匹は戦後、食料難に陥った沖縄を救おうと、ハワイへ移民していたウチナーンチュたちが1948年に豚550頭を送り届けた白豚です。移民した方々の故郷を救いたいという「思い」とウチナーンチュが持つ「ゆいまーる」の心への感謝を忘れない為にロゴマークにしています。そして、この2頭の豚をシンボルとして沖縄県内の子供や地域の方々と世界を結ぶきっかけにして欲しいという願いが込められています。
作者は、絵を描くことと、ブタが大好きな
田原(喜名)利江子さんです。
「レッツスタディー!ワールドウチナーンチュ」事業概要
- 1. 目的
- 本事業は、地域の国際化の推進及び国際化に対応しウチナーネットワークを担う次世代の育成に貢献することを目的として実施する。
- 2. 推進体制(予定)
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主 催:第6回世界のウチナーンチュ大会実行委員会
後 援:沖縄県・沖縄県教育委員会・沖縄県内各市町村
協 力:海外県人会、新ウチナー民間大使、県費留学生、国際交流団体等
委託先:特定非営利活動法人沖縄NGOセンター(ONC)
- 3. 内容
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平成28年10月に開催される「第6回世界のウチナーンチュ大会」を契機に、大会までの期間、沖縄県内の学校において、沖縄移民の歴史や海外に住む沖縄県系人社会、そして、その国・地域についての学習や交流を展開していきます。また地域の文化センターや博物館と連携を図りながら、地域から移民学習を通じて世界へ目を向けるものとします。
- プレ・イヤー(平成27年度)
○ 出前授業等の実施など教材学習や交流プログラムを通して事前学習を進めます。
○ 小規模告知イベント等を通じて、本プログラムおよびウチナーンチュ大会の広報を行います。 - 大会年(平成28年度)
○ 事前学習を進めながら、交流プログラム相手の海外県人会の人々との手紙のやりとりなど事前交流を実施します。 - 大会期間中(平成28年10月27~30日)
○ 参加校にて海外県人会との交流プログラムを実施します。また参加校や、市町村博物館や文化センター等にて学習成果の発表をします。
○ 大会会場では、レッツスタディー!ワールドウチナーンチュブースを設置し、本事業全体の取組みの報告、沖縄県民を含め来場者が交流する場を提供します。
- プレ・イヤー(平成27年度)
- 4. 参加校募集
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・平成27年度実施:平成27年2月~3月 10回程度
・平成28年度実施:平成28年4月~10月 90回程度
- 5. 各国・州とのマッチング
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・希望する学校や地域団体へ「レッツスタディー!ワールドウチナーンチュ 国・州一覧」を作成、配布する。
・学校や地域団体現場において希望国・州を確認後、申込み用紙に記載し提出する。
・海外県系人から学校の指定があった場合は、各学校と調整する。
- 6. 学習方法
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● 貸出教材
ワールドトランク(ONC所蔵)を活用して、学校や団体独自で移民学習に取り組む。
トランクの貸し出し機関は1週間とする。
内容:移民カルター、移民先国の衣装、移民先で食べられているお菓子等のレプリカ、世界のウチナーンチュ分地図、その他。
● 出前講座
対象:事業参加校、教員(研修)、市町村(担当者会議)
講師:沖縄NGOセンター、沖縄県国際交流員(ペルー、アメリカ、中国、韓国)、県費留学生、JICA日系社会青年ボランティアOB/OG等
- 7. 交流プログラム
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・大会までの期間
学校や地域団体と対象国(州)在住の県系人がメールや手紙を交換し交流を図る。 ・大会前後期間
- 8. 交流方法
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・大会までの期間
学校と対象国(州)在住の県系人がメールや手紙を交換し交流を図る。
・大会期間(平成28年10月27~30日)
海外県系人が当該学校や地域団体を訪問し、講演もしくは親睦会等の交流を図る。