沖縄タイムス2011年9月28日の記事にレッツスタディ!ワールドウチナーンチュ事業参加校の読谷中学校さんの取り組みが紹介されました!
読谷村立読谷中学校の3年生約280人は4月から、同村が送り出した移民の体験をまとめた村史編集室の資料を基に、移民学習を続けている。世界のウチナーンチュ大会に向けた独自の取り組みで総合学習の時間を活用。14日に村文化センターで開かれる「世界の読谷山人歓迎レセプション」で発表し、県系人と交流を深める予定だ。(金城珠代)
移民学習は3人1組で人物や国、統計資料などからテーマを選び、調べた内容を5分間で説明できるようにまとめる。発表方法はポスターや紙芝居、漫画などそれぞれが工夫を凝らす。
戦後、ブラジルへ移民した村出身者の苦労を紹介する小島まりさんは「移民について勉強するのは初めてで、驚くことが多い。ブラジルから来る人に、なぜ移民したいと思ったのか聞いてみたい」と意気込む。
指導するのは4年前にJICAの研修でボリビアを訪れた社会科教師の宮城秀輝さん(43)。「移民のことや、海外でも沖縄のアイデンティティーを受け継いでいることを子どもたちに伝えなければいけない」と使命感を燃やす。毎週火曜日の授業には同村の研修生として来県しているボリビアの県系2世・池原健太さん(25)も講師として参加し、現地の状況を紹介。交流の輪が広がっている。