活動報告

伊波小学校へ行ってきました!

こんにちは。先日伊波小学校へ移民の学習に行きました!

伊波小のみなさんは本当に元気いっぱいです。授業が始まる前、一緒に行ったインターンのMちゃんとの会話がかき消されそうなくらい、教室中に元気いっぱいの声が響いていました。

最初に「海外に住んでいた経験がある?家族や親戚が海外で暮らしている人はいる?」という質問をしてみました。

70名の生徒のうち5名くらいの子たちが手をあげていて、中にはハワイにおばさんが住んでいるよ~という子もいました。

ほとんどの子たちは「世界のウチナーンチュ大会」の存在を知らなかったので、過去のウチナーンチュ大会の様子をDVDで見ました。

空港のロビーでは外国の国旗を持った出迎えの人たちでいっぱいです。空港に到着した人々と抱き合って涙をながして再会を喜んでいる様子は、子どもたちにとって新鮮に映っているようでした。

その後、移民先の写真を見て気付いたことを書いていきました。写真はえんとつのある工場の写真(ハワイの製糖工場の写真)。

子どもたちは写真を見ながら、色んなことを書いていきます。子どもたちのコメントはおもしろい。他の写真では、野口秀雄に似てるとか、とうがらしが大きいとか、裸足で仕事していると書いていました。

写真は古い写真のためはっきりとくっきりと見ることはできません。だけれども、子どもたちは写真から色んなことを感じ、そして写真の中の世界を想像しながら書いていきます。

 

 

 

写真を見て気付いたことを発表している様子。

友だちの発表にもきちんと耳を傾ける伊波小の生徒たち。

移民した人々がどんな想いで海を渡ったのか、移民先でどんな生活をしていたのかを話しました。朝の子どもたちとは全く違った、静まり返った教室で一生懸命話を聞いていました。

第2次世界大戦後、戦争で焼け野原になって家も家族も、食べるもの、着るものも失った沖縄の人々のために、ハワイに移民した人々から支援物資が送られました。536匹の豚を送ってきてくれた話もしました。

ハワイから豚が到着した場所は、勝連半島のホワイトビーチで、伊波小学校からも近い場所にあるので、身近に感じてもらえるのではと思いました。

ハワイに親戚がいると話していた生徒さんも、この話を知っていたかな?

今度ハワイにいる親戚に会ったときに、きっとこの話をしていてほしいなと願っています!