4月28日(木)に琉球大学へ出前授業に行ってきました!
社会科教育の教職をとっている学生さんたちです。
学生さんたちと初対面だったので、アイスブレイキングから始めました。
今回は、沖縄県内の多文化共生をテーマに日系3世の方の体験をもとにした教材を使ってすすめました。
カードにペルーにいた時の気持ちや考え、そして、沖縄に来てから変化したことが書かれており、それをグループのメンバーで考えながらわけていきます。
動画でもどうぞ☟
カードの解説後、サオリさんからみんなへの手紙を読んで、グループで感想を共有。
そして、サオリさんへの手紙を書きました。
いくつか掲載します!
・私の親戚にはブラジルへ渡った日系の方がいるそうです。なぜ曖昧な表現になるかというと、すごく遠い親戚だからなんですが、その方が沖縄へ一時帰ってくる事があったらしく、当時小学生だった私も訳がわからないまま祝いの席に招かれました。まぁ、その時はわからなかったのですが、あなたはまだ沖縄とつながっているんだよという親戚なりの盛大な歓迎だったのではと思います。場所は違っても言葉や習慣も違っても、繋がっているものってあるなと思います。国の違いなんてささいな事だと思いました。
・中学生の頃に、それまで住んでいた場所から遠く離れた地域へ転校した時、やはり私も今までいた環境とはまるで違う雰囲気に戸惑って、サオリさんと同じような気持ちになりました。これまでの自分でいられないことへの不安や不満でいっぱいで、転校した学校ではそれまでの自分ではいられなかったけど、転校先では新たな「自分らしさ」ができたって思っています。結局、「自分らしく」って自分が思い込んでできてる部分が多いだけで、どんな自分であっても「自分らしさ」ってあるものじゃない?地域や国みたいにまわりの環境が変わっても、ゆるがない自分でいられたらいいね。
・多文化共生ということなら、サオリさんが「日本(沖縄)はこうなんだ…」と思って行動すべきだと思います。社会には様々な考え方があって、自分もサオリさんがペルーから来たという事は否定しません。ただし、ペルーから日本(沖縄)に来た人がペルーでの習慣、様式等をそのまま行動するのはあまりにも自己中心的ではないでしょうか?
・サオリさんの実体験を通して、今日はたくさんのことを考えることができました。ペルー人らしさ、日本人らしさ、私自身らしさ、って何だろう?と色々な疑問が浮かびました。サオリさんには、サオリさんの良い所、魅力的なところがたくさんあると思うし、それは国風だけから造られるものではないと思います。偉そうなことを言うようで申し訳ないですが、やっぱり自分を好きになって相手と接することは、コミュニケーションをとるなかでも必要であると思います。今講義で様々な機会を与えてくれてありがとうございました。
l 今回は、ペルーと沖縄との間の話だったけれども、自分も小さなことではあるけれども、県外から沖縄に来て周りに多くいる沖縄の人に合わせて生きている部分はあると思う。それは、地元の方言を使わないで標準語を使うなどあるが、自分をありのまま表現することは簡単なことではないし、勇気がいることだと感じました。