2024年2月16日(金)、浦西公民館(浦添市)で『うらにしde世界グルメ』を開催しました!
毎月第2・4金曜日に浦西公民館で開催している「にほんごサークル」には、沖縄県内から留学や就労を目的に来日した方、交流を楽しみたい方が国籍問わず参加します。
毎回、ゆる~く会話のテーマを決めて話したり、日本語学習に活用できるアクティビティをサークルメンバーと相談しながら進めています。
2023年7月からはじまったサークルですが、なるべく地域に住んでいる方々に開けた、懸け橋になるような活動がしたいという目的もあり、公民館で開催しています。
最近では、同じ時間帯に公民館を利用しているフランダンスサークルの方々が話しかけてくださるようになり、少しずつメンバー同士が世間話をしたり、フラダンスを見学させていただくような時間が増えていきました。
そんな2月のある日、フランス人留学生のアンさんから「公民館を利用する人たちに母国のクレープを振る舞いたい!」という提案がありました。
「なんでクレープ?」と聞いてみると、どうやらフランスでは2月2日にキリスト教に由来したお祝いの日があるそうで、クレープの形を光に見立て、家族や友人とクレープを食べるという日なのだそう。
現代では宗教色が薄まり、「家族や友人とクレープを食べる日」としてフランスに根付いているそうです。そんな大切な日に食べるクレープを、いつも気にかけてくれる公民館の方々に味わってほしいという気持ちで提案してくれました。
お菓子作りが好きなアンさんの気持ちを応援する形で、「どんな具材を入れよう?」とか、「チラシはどうしよう?」とサークル内で話し合いました。
↑アンさんお手製のレシピ
当日は少し早く集合して買い出しへ。力持ちのワンさんも来てくれました。しかし、公民館近くのちょっとリッチなスーパーに行ったので、「普段行くスーパーより高いぞ?!」とみんな驚いていました(笑)
また、今回は子ども食堂を運営しているNPO法人シンコペーションさんが、なんと、団体で所有している卵や小麦粉を譲ってくださいました。食材が高騰しているのでとてもありがたかったです。何より、急なご相談にも関わらず、親身に対応してくださったことが嬉しかったです。ありがとうございました。
そんなこんなで食材を持って公民館へ。到着するやいなや、習い事を早く終わらせてきた地域の子ども会に参加している子どもたちや、仕事を早く切り上げてきたにほんごサークルメンバー、練習より少し早めに来てくれたフラダンスメンバーがお手伝いにきてくれました 。わざわざ自宅からハンドミキサーを持って来てくれた人もいました。
限られた時間の中で作れるのか!?と不安がありましたが、
思っていた以上にたくさんの方が来てくれて、作ってはその場で食べて、新しい人が来たら作り方や食べ方を教えてあげて・・・という繰り返しで、
いつのまにか「作る」と「食べる」の境目がなくなっていました。
クレープは保護者や大人にも大好評!
特に、アンさんのおばあさん直伝の「砂糖&レモン」が子どもたちにも人気で、「シンプルで意外な組み合わせだけどクセになる!」と評判でした。
はじめは言葉が通じない場面もありましたが、ごく自然に簡単な言葉やジェスチャーを使いながら、大人も子どももその場を楽しんでいる姿がとても印象的でした。
「どうやったら伝わるかな~?」とお互いに言葉を変え、ジェスチャーを加えている内に、いつの間にかやさしい日本語?やさしいコミュニケーションになっていたような気がします。
↓それでは、当日の様子を少しご紹介します🎵↓
また、当日の様子は沖縄タイムスにも取り上げていただきました。
取材にドキドキ・・・
子どもたちが即興でアンさんにお手紙を渡していました💛
最後に・・にほんごサークルは、沖縄NGOセンターの会員さんからの会費や、(株)キャピタルインターナショナルさんからのご寄付によって運営されています。
今回は食材費やキッチンをお借りするための使用料が新たに発生しましたが、イベント開催に向けてご寄付をくださった方、また、当日は大人の方から200円を参加費としていただいていました。それ以上にご寄付をしてくださる方もいたので、お子さま分の材料費と会場費をまかなうことができました!
ご寄付いただきありがとうございました。
※遷移先ページの一番下をご参照ください
後日談ですが、イベントに来てくれた子どもたちが、時折にほんごサークルに遊びに来てくれるようになりました!(^^)!
地域の中で愛されるサークルになっていけたらと思います✨
アンさん、にほんごサークルメンバー、参加者の皆さん、
本当にお疲れ様でした!!!