こんにちは~! 梅雨真っ只中ですね! 皆さんの洗濯物は無事でしょうか⁇
季節の表現にもいろいろありますが、気象の動きや動植物の変化を知らせる短文七十二候(しちじゅうにこう)では、投稿日の本日6月8日は「蟷螂生(かまきりしょうず)」と呼ばれます。秋に生みつけられた卵から、カマキリが誕生する頃を指しているのだとか。カマキリは農作物には手をつけず、害虫を捕まえてくれるのだそうです。私達にとってありがたい存在だったということなのですね!
さてさて、そんなカマキリさんの活躍シーズンから4カ月前の2月8日!
うるま市の中部農林高校で「モンゴル」をテーマに海外の言語・生活様式といった文化に触れ、生徒の国際理解・多文化理解につなげるワークショップを実施しました!
今回のゲストはJICA 青年海外協力隊(現:JICA海外協力隊)モンゴル OVの石嶺さん。
モンゴルでの生活の様子や文化について紹介していただきました!
まずはじめに、世界の人口や識字率、モンゴル位置を当てるクイズを行いました。教室全体を移動しながら、自分の考えと近い答えの場所に移動します。
生徒の皆さんに「モンゴル」と聞いて思い浮かぶイメージを聞いたところ、「チンギスハン」や「相撲」「スーホの白い馬」といった回答も多く出ていました!(スーホの白い馬・・小学生の時に教科書で読んだ方も多いのでは!?)
識字率についてのクイズでは、モンゴル語で「毒」「薬」「水」とそれぞれに書かれたペットボトルを3本用意し、生徒の皆さんに、
「あなたの家族が病気になったので、薬が必要です。」
という設定のもと、石嶺さんから出される「発音」や「文字」のヒントを便りに、モンゴル語に触れました。生徒さんからは「アルファベットみたいに読めない!」「発音が面白い!」といった感想があがりました。
同時に「文字が読めない」という状況を疑似体験することができました。
クイズの後は、石嶺さんの活動写真を用いたフォトランゲージ(写真をじっくり眺めながら、写真の情報を読み取っていく)のアクティビティをもとに、
協力隊員としての活動やモンゴルでの生活について紹介していただきました。
生徒の皆さんは、日本とはかなり異なる風土や文化の違いに興味津々で、特に気温や食文化、トイレ事情について驚きの声が上がっていました。
今回は、初めての国際理解教育のため、楽しめる内容をとり入れつつ、国際的な課題を感じ取れる内容でワークショップを実施しました。
ボランティアとして海外で現地の方と共に生活や活動をされていた方のお話を聞くのは驚きや発見が多く、国際理解の第一歩としてとても貴重な時間となりました。
~最後にワークショップを通しての生徒の感想をご紹介します!~
・気温が-30℃で寒さでニワトリが飼えなかったり、虫がいないと聞いてビックリした
・モンゴルには移動式のテントしかないと思っていたけど、街は都会驚と聞いてた
・人が生きるためには、動物を殺して食べるのは仕方ないかな、と思った
・モンゴル語はロシア語に似ていると思った
・夏は2週間くらいしかないということを初めて知った
・用の足し方や羊の捌き方に驚いた
・自然と戯れたくなった
・モンゴル語の「はい」「いいえ」の言い方がなじみのない発音で面白かった
授業後の「感想シート」でいただいた質問にも丁寧に答えてくださった石嶺さん。そして、中部農林高校の皆さん、ありがとうございました!!