皆さんは折り紙で風車(かざぐるま)は折れますか⁇
風を受けてクルクルと回る風車は「いつも元気に働けますように」との願いが込められ、福島県会津では商売繁盛の縁起物として「会津三縁起」の一つに数えられています。沖縄では数え年97歳の長寿の方に風車を持たせ、お祝いする「かじまやー」という風習に登場しますね!
さて、今回のお話は風車は風車でも、沖縄国際大学を拠点にし、全国的にメンバーがいる
エイサーサークル「琉球風車(りゅうきゅうかじまやー)」の皆さんと実施した研修のご報告です!!
2001年に結成され、20年以上の歴史を持つ学生エイサーサークル「琉球風車」。
今回は沖縄国際大学と桜美林大学のメンバーを対象に、リーダー性についてメンバーとの共通認識を持ち、互いを尊重し合える関係作りのきっかけ作りのための研修を行いました。
今回は、
① リーダー性について「考える」
② 世界の現状を知り、「視野を広げる」
③ 先輩の体験談を聞き、活動の幅を「広げる」
の3点を目標に、6つのアクティビティを行いました。
アクティビティ①「世界がもし100人の村だったら」
アイスブレイクの自己紹介後、まずはじめに行ったアクティビティは「世界がもし100人の村だったら」です。今回はスライド上で展開していくオンライン版での実施となり、世界の人口、識字率、富の分配について紹介しました。アクティビティの最後には世界のありとあらゆる現状を人口100人の村に例えて綴られた詩「世界がもし100人の村だったら EDITION 2008」を全員で読みました。
参加者のコメント
・世界の現状を知ること、知るだけじゃなくて学び続けること、そして日々の生活に感謝していくことが大切だと感じた。
・不平等な社会は世界にも、そして私達の身近な地域にも存在している。こういった問題や課題についてもっと知って考えていきたい。
・数に表すと、自分達の“当たり前”が当たり前ではない人がたくさんいることを知り、驚いた。
・驚きと悲しさの連続だったけど、その問題を解決するための手立てを施すことは自分にはできないので、どうにもできないと思った。
・自分は豊かなうちの1人に入っていて、他の人に還元できるものがあると思うし、自分のような一部の人だけが経済的に豊かなことに腹が立った。1人の気持ちで変えられるものがあるならなんとかしたい。
アクティビティ②「私の考えるリーダーとは?」
2つ目のアクティビティでは、自分の考えるリーダーとは?でイメージする「人物や特徴、これまで出会ってきた憧れのリーダー」について自由に挙げ、共有しました。ワークでは「堂々としている」「責任感がある」「自然と人が集まる」などの印象的な意見から、有名漫画のあのキャラクターやあの有名人、琉球風車の先輩のお名前など、たくさんのそれぞれが思う”リーダー”が挙がりました。
参加者のコメント
・リーダーのイメージを固定化するのではなく、自分のイメージを持ちながらも周りの意見を取り入れながら形成していくのがリーダーなのかなと感じた。
・リーダーは1人ではなく、皆がリーダー意識を持つことも大事だと感じた。
・「リーダーはみんなが挙げたリーダー像をすべて持っていなくていい。」という講師の言葉が印象的だった。みんなの良さを活かす雰囲気が出来れば風車も良いチームになっていくのではないかと感じた。
・全ての素質を持ったリーダーはいないので、自分の強みやリーダーの強みについて理解して協力して良い団体を作ろうと思った。
・自分が出来ること、出来ないことを理解し、出来る人に柔軟に伝えることや、楽しく踊れる雰囲気作りなど、やることはたくさんある。
アクティビティ③「気持ちビンゴ」
3つ目のアクティビティでは「気持ちビンゴ」を実施しました!
「うれしい」「かなしい」「緊張する」「幸せ」等、16つの”気持ち”をビンゴカードのように4×4で並べ、それぞれの気持ちを感じた、という人を見つけて、その人の名前と、どんな時そう感じたか(気持ちを感じた状況)を埋めていくゲームです。同じ人から2つ以上の気持ちを聞き取ることは禁止、というルールで実施しました。
参加者のコメント
・感情別に出来事を分けると意外と出ないものだなと感じました。
・普段、なかなか皆がどういう時に、どういう気持ちになるか話したことは無かったので、すごく新鮮だった。
・とても楽しかった!いつも一緒にいるけど、だからこそ知らない一面もあって、とても新鮮でした。
琉球風車の皆さんとリーダー研修を実施しました!②に続く・・・