人と資源を『繋ぐ人』の育成や宜野湾の資源を知ってもらう事、また人との繋がりを広げることを目的に全6回の予定で宜野湾市地域コーディネーター養成講座を開催しております。
今回(9/12)は第4回目! 完全オンラインで行われ、インターン生として実習に来ている名桜大学生のメンバーも参加しました。🌸🌸
今回のテーマは「観察する力」。何かの魅力を見つける事や人の想いの先を見つけるという力についてです。
ゲストスピーカー:ハッピーモア市場 大湾絵梨子さん
サンキューファーム 宮城優さん
今回はこちらの2名のゲストスピーカーの方々からそれぞれの活動や想いについてのお話をいただきました!
ハッピーモア市場 大湾さん
宜野湾市にある直売所であるハッピーモア市場。その歴史やどのような想いで営業しているかなど詳しく教えていただきました。
地域コミュニティの場でもあり、小さな農家さんを応援したいという気持ちから始まり、現在では多くの農家さんが登録されています。
ハッピーモアでは野菜と共に農家さんの「想い」も一緒に届けることを大切にしているそうです。
また商品の陳列方法や商品説明、お店の雰囲気など細部までこだわり抜いているそうです。2号店(トロピカル店)もオープンしてこれからのさらなるご活躍に期待です!!
サンキューファーム 宮城優さん
タイモやレンコンの収穫方法や農業の厳しさについて話してくださいました。数年の県外生活を経て沖縄に帰ってきた際、かつては多様な生物がいたご両親の畑から虫などの生物が姿を消していたのを目の当たりにし、人間が生きるために他の生物を農薬などで殺すのはおかしいと思い、無農薬での農業について考えるようになったそうです。
また農業から派生して人との繋がりや、子供たちの遊び場作りなど今後の取り組みについても話してくださいました。
子ども達が泥んこ遊びをする場を設ける理由として、宜野湾の畑・土に触れることで子どもたちに、「宜野湾のタイモ畑・レンコン畑を覚えていてほしい、忘れないでいてほしい」という言葉にはとても感動しました。
今後、宮城さんはタイモ・レンコンの食品の生産・加工・提供まで含んだ6次産業化を目指していくそうです。
タイモ・レンコンは栄養価が高い上、そのまま食材としてももちろん、お菓子や麺、ビールにまで変身する美味しく楽しいお野菜です。そのタイモ・レンコンとその畑を間近で見て、匂いを嗅いで、触れてみるとまた全く違った見方で見られると思います。休日にお子さんと泥まみれになるのも良い思い出となるでしょう。
皆さんも一度サンキューファームさんまで足を運んでみては!!
レンコンの収穫体験も可能ですが、かなり過酷な作業だとのことなので、体験希望の方は覚悟を持ってサンキューファームさんまでお問い合わせください・・
かく言う筆者もサンキューファームさんに取材に伺った際、撮影に夢中で気が付いたら膝上まで埋まっており、自力で抜けられずもう一人のスタッフに救助されました。(笑)
私たちの身近にあるタイモやレンコン。それらの野菜を安全でおいしく育てるために努力と工夫を惜しまない農家の皆さん。そしてそういった地元の良い野菜を消費者に届ける市場の方々。私たちの身の回りにある物は全て誰かのおかげで私たちのもとに届いているということを忘れてはならないと思うと同時に、自身の住む街にハッピーモア市場さんやサンキューファームさんのような方々がいらっしゃることがとても誇らしく思えた第4回でした!
皆さんの住む街にもそんな素敵な誰かがいませんか??