さてさて、「琉球風車の皆さんとリーダー研修を実施しました!①」に引き続き、
②ページ目の報告です!
アクティビティ④「3者リスニング:他者を知るための傾聴」
4つ目のアクティビティでは、人の話をよく聞くということに焦点を当て、「傾聴」について解説した後に、「3者リスニング」というアクティビティを行いました。「相手の気持ちを受け止める」「評価をしない」「相手がたくさん話せるように、うなずいたり、あいづちを打ったりする」などの傾聴のルールに沿って、3名グループで聴く役・話す役・観察する役を回していきました。話すテーマは「琉球風車でやってみたいこと」もしくは「この活動に取り組む理由」。このテーマに合わせて、グループごとにトーク、リスニング、そして観察をしました。
参加者のコメント
・自分の聞いたことを別の言い方に直すことが出来れば話し手も話題を掘り下げやすいのかもと思った。
・聞く役が意外と難しかった。相手がどんなことを話したいのか、今の話のどこに突っ込んでほしいのかを考えるのが大変だった。
・相槌のトーンを変えるだけでも、気持ちを伝えることができるため、実践してみようと思いました。
・ずっと目を見ながら、共感しながら聞くと、話し手も話しやすそうで自分も真似したいと思った。相槌を入れながら聞くと、話し手にも気持ちよくなってもらえる。
・話す側が詰まっていたら、「大丈夫、ゆっくりでいいよ!」などの相手を安心させる一声が大切。
アクティビティ⑤「沖縄の移民クイズ」
5つ目のアクティビティでは、沖縄の移民に関するクイズを実施しました。
「沖縄からの海外移民はいつ始まった?」「沖縄にルーツを持つ人は世界に何人くらい?」「10月30日は何の日?」などのクイズを7問出題しました。
参加者のコメント
・沖縄の移民クイズを通して沖縄の歴史について学ぶことが出来ました。
・私の祖母のいとこはブラジルに移民して、1度だけ世界のウチナーンチュ大会に参加したことがあります。その時の印象は、沖縄に住んでいる私達より、沖縄を愛している感じがしました。沖縄が第二の故郷として、海外でも頑張っているんだなと感じました。
・世界のウチナーンチュは現在、40万人を超えると聞いて驚いた。世界と沖縄の繋がりが多く、沖縄について知りたいと思っている人が多くいることが分かったので、エイサーについて遠征などで色々な地域の人に広めたいと思った。
アクティビティ⑥「ナカタイさんお話」
最後のアクティビティは、なんと沖縄国際大学ご出身で2001年に琉球風車を設立された初代会長のナカタイさんから沖縄とハワイのエイサーを通した繋がりについてお話をいただきました!ナカタイさんは現在、エイサーとフラダンスを通して沖縄とハワイをテーマとしたエンタメやアパレル、つながり等を精力的に発信されており、今年度は世界のウチナーンチュ大会や国民文化祭に向け挑戦中だそうです!
ナカタイさんからは、琉球風車設立に至る経緯のお話やハワイ遠征などの当時の活動、そして一度ハワイに渡り、沖縄市与儀に逆輸入され現在もなお踊られている中城村熱田のエイサーのお話などをしていただきました。
参加者のコメント
・ハワイと沖縄の繋がりを知ることができたし、まだ知らない沖縄のことが多くあることに驚きました。
・ハワイと沖縄の似たところは気候だけだと思っていたけど、エイサーでの交流や唯一地方エイサーを踊っているという共通点があり、新しいことを知れた。
・沖縄とハワイの繋がりには知らないことがたくさんで、エイサーの逆輸入の歴史については興味深いことがありました。世界にエイサーを、沖縄の良さを伝えていきたい。そして、まだ知らない沖縄と世界の良さを学んでいきたいと思いました。
・ハワイとエイサーの繋がりについては初めて聞いたので、とても興味深いと思いました。
・ハワイと沖縄の話を聞いて、まだまだ知らない私たちの沖縄があるんだなと思いました。ハワイに行ったときや、2016年の世界のウチナーンチュ大会に参加したことを思い出しました。
今回は一日かけて6つのアクティビティを実施しました。
長時間のワークショップではありましたが、琉球風車の皆さんは最後まで積極的にワークに参加してくださいました。それどころか、最後のナカタイさんのお話でエイサー愛に更に火が付いた様子で、ワーク後はナカタイさんと共にエイサーの練習に向かっていきました。
今年度は、世界のウチナーンチュ大会も控えているので、琉球風車の皆さんのさらなるご活躍に期待大です!
ナカタイさん、琉球風車の皆さん ありがとうございました!!