2020年度国際理解・開発教育指導者養成講座オンライン版の最終回(第3回)が開催されました!
第3回目のプログラムは、「オンラインで教材研究・教材開発〜沖縄から育むSDGs・ESD〜」について、受講者の皆さんが設定したテーマごとに作成した「オンライン教材のおひろめ会」です。
沖縄だけでなく海外からも受講生が参加し、過去2回の学びを活かして各自が作成した教材を用いてプレゼンテーションを行いました。
プレゼンテーションでは、このコロナ禍により発生した休校措置を現場の工夫で乗り越えられた経験がまとめられ、これからのオンライン教材だからこそできること!に着目した教材のあり方や使い方についてお披露目と意見交換がなされました。
▲実際の授業で使用した教材を共有しているようす
▲オンライン授業を受けた子どもたちからの感想を共有しているようす
実際に、オンライン授業を理解し実践するためには、ソフト(人的な課題)とハード(機械類の課題)の両面の課題があります。その克服について、ソフト面では、子どもたちとの繋がりも大事にしながら、親御さんの理解を得るために、オンライン授業の進め方と使い方について丁寧に説明する会が実施された様子が共有されました。
その上で、ハード面では、予算が限られた中での教材開発に苦労された取り組みや、様々な無料ツールを活用したオンライン教材が発表されました。
I Tツールを上手く使った事例では、コロナ自粛前からiPadやロイロノート※(https://n.loilo.tv/ja/case)などのIT学習ツールが用いられてきた学校の取り組みが発表されました。休学中でも生徒さんが普段から学校で使い慣れているデジタル機器を活用し、積極的に動画や写真を身の回りで集め、資料作成を行って授業で発表するなどの取り組みが共有されました。
発表終了後の意見交換では、今後のオンライン教育のあり方、教育教材づくりまで多岐にわたる内容が議論されました。
教育目的別、教科別に、いつでも、どこでも視聴できるオンデマンド配信にするのか、またはグループ参加型で、リアルタイムで行うオンライン配信にするのかなど、オンライン授業のメリットやデメリットなどにも着目した根本的な課題についても活発な意見交換が行われました。
▲参加者全員で意見交換や情報共有などを行っているようす
今後も続くオンライン授業の開発や実践で、この講座での学びやつながりが役立つことを祈りつつ、講座の締め括りをしました!
受講生の皆さま、本当にお疲れ様でした!