2022年12月6日(火)
安岡中学校2年生対象に沖縄移民の歴史から多様性について学ぶ内容で出前授業してきました!「世界・沖縄で活躍する世界のウチナーンチュと出会おう」ということで、沖縄在住16年のネパールの方をゲスト(ラジさん)と行ってきました。
学校の先生からの授業内容の要望として、英語にもっと興味・関心を持ってもらいたい、英語をコミュニケーションのツールとして考えるきっかけとしたい、沖縄にいる外国の方と交流することで多様性について学びたい、といった要望を受け、ラジさんとプログラムをねりねり考案。
安岡中はマンモス校で1学年9クラス、本来であれば全クラスで実施したいという願いがあるものの調整が難しく、放課後の時間を活用して、プログラムに興味関心のある生徒を先着30名程度集めて実施するかたちを取り、当日は、25名の参加となりました。
プログラム前半はすべて英語で実施。
アイスブレイク、ネパールについて、ラジさんが沖縄へ来た背景など。
すべて英語でしたが、ラジさんの伝えようとする気持ちと、生徒たちの聞いて理解したいという気持ちが合わさり、時々生徒同士通訳しながら一生懸命聞き入っていました。
後半は、言葉が通じない中沖縄の人たちは移民先へと旅立った話、生活を成り立たせるためどのように暮らしていたのか?などを写真を通して学びます。
ペルーで起こった反日暴動の中、一部の沖縄の人たちが経営していた商店が生き残った話は生徒たちも驚き。
子ども達の感想
・言語とかより気持ちが大切なんだと思った
・ネパールのことや沖縄との関わりを知れて良かった
・沖縄の移民の歴史は知っていたけど、いくつもの国に行っていたのは初めて知った
・沖縄の「ゆいまーる」の精神がペルーの人との信頼関係を築いたきっかけとなったことが知れて嬉しくなった
・これからもコミュニケーションをとって、ネパール以外の国でも活躍の場を広げていきたい
・昔は沖縄の人が出稼ぎに行ったとの反対に今は沖縄に来てくれて経済を回してくれているのは嬉しいと思った。
・沖縄と世界では言語も考え方も人口も色々異なる点があるけど、人は支え合っていくことがどこにいても大切だということを知って、そのために英語でコミュニケーションを取ったり、自分が何か行動を起こすことが大事なのかと思った。
コミュニケーションの大切さ、言葉が通じなくとも理解し合う力を今日の体験を通して学んでもらえたら嬉しいです。
沖縄の人たちは120年も前からその力を持っていて、今日まで生きてきてくれました。
出前講座依頼をいただいた安岡中の先生方、ゲストを引き受けてくれたラジさん、放課後にも関わらず楽しそうに授業を受けてくれた生徒のみなさん、ありがとうございました!