去った10月27日、沖縄県委託事業レッツスタディ―!ウチナーネットワーク事業の一環として「まぶいぐみ~ニューカレドニア引き裂かれた移民史~」が中城村の吉の浦会館ホールにて無料上映されました。この作品は2018年度に文化庁映画大賞を受賞した素晴らしいドキュメンタリー映画です。
【あらすじ】戦前にニューカレドニアに渡った日系移民は、苦労をしたが現地で生活基盤を整え、現地のカナック人女性と結婚し、家庭を築いてきた。しかし、真珠湾攻撃を機に敵性外国人として数多くの不条理に遭い、父親たちは日本へと強制送還されてしまい、家族は離れ離れとなり… それから60年以上もの空白の時を経て、津田睦美さん、三木健さんがニューカレドニアを訪れたことを機に止まっていた時計の針が動き出す。
【映画のチラシ】「まぶいぐみ~ニューカレドニア引き裂かれた移民史~」↑
上映前には、ニューカレドニア友好協会さんが「ブーニャ」というニューカレドニアの民族煮込み料理をたくさんの来場者に振る舞って下さいました。ブーニャはココナッツ風味のスープに野菜やチキンがふんだんに盛り込まれた民族料理、寒い時期にぴったりの温かいスープを皆さん美味しそうに食べていました。
この日は250名近い来場者が訪れ、会場は溢れんばかりとなりました。上映前にはニューカレドニア友好協会の玉城さんに、この映画への想いを語って頂きました。そして上映後は温かい拍手に包まれ、この映画の素晴しさを改めて感じることができました。お帰りになる方々からも口々に「とても良い映画でしたよ」といった一言をいくつも頂きました。ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました。
【民族煮込み料理ブーニャ】注がれるブーニャを待つ親子↑
【展示ブース】ニューカレドニア友好協会の仲宗根さんの写真に見入る来場者↑
【映画館内の様子】たくさんの来場者がお越しくださいました↑
【上映後の様子】来場者の皆さん、満足気なご様子でした↑
最後に「まぶいぐみ~ニューカレドニア引き裂かれた移民史~」は12月16日(日)、宜野湾中央公民館にて開催される予定です。関心や興味をお持ちの方は是非ともこの機会にご来場ください。上映時間は未定ですが、確定次第、HP等で改めてご案内いたします。