10月23日に開催した移民トークのゲストのストーリーを紹介していきます!
最終回 第6話。~民謡の中の沖縄移民~
うちなー移民トーク第二弾の報告記事、最終回のゲストはうたびとぅの仲宗根創さんです!
今回のナビゲーターは金武町出身で、海外町人会を訪問する研修の経験を持ち、現在も金武町で世界のウチナーネットワークの学習に力を注がれているめいさんです!
沖縄民謡界で知らない人はいない仲宗根創さんにインタビューをさせていただきました。
Q.1 「うたびとぅ」とはどういう意味ですか?
シンプルに「歌う人」という意味です。よく沖縄民謡歌手を「うたしゃ」と呼びますが、自分なりにもっと柔らかい表現が良いと思い「うたびとぅ」と名乗っています。
Q.2 今回のテーマは「私 ✖ 世界のウチナーンチュ」ということなのですが、世界のウチナーンチュとはどんな関わりがありますか?
2018年にハワイを旅しました。その際に昔からお名前を知っていた琉球古典音楽の先生に会うことができました。先生はハワイ沖縄センターでパーティーを開いてくださり、手厚い歓迎を受けました。そこでとても感激してそれから4度ハワイを訪れました。ハワイのイベントでも歌わせてもらって、とても楽しかったです。
Q.3 仲宗根さんが歌うとどんな反応されていましたか?
誰かと示し合わせるでもなく、自然と踊り出します。中テンポの曲が流れると皆さんやはりカチャーシーを踊ります。”血”なんですかね。(笑)
沖縄でもそういう機会はありますが、その同じ感覚をハワイで感じるのは、不思議な気持ちでした。
Q.4 民謡の中でも世界のウチナーンチュとの関りはあるのでしょうか?
沖縄の民謡はその時代時代を歌ったものが多く、近代琉球の祖と呼ばれている普久原 朝喜さんが「移民小唄」という曲を作られています。その曲では、移民先に到着するまでのストーリーなどが歌われています。普久原さんも出稼ぎで移民され帰還されたのだそうです。”真面目に一生懸命働きなさい”、”儲けなさい”、”貯蓄しなさい”、”貯めたお金を親に送りなさい”といった、移民をしたウチナーンチュの心が歌詞の中に込められています。
Q.5 沖縄の歌は時代時代を歌ったものが多い、とのことでしたが、今の時代に生まれた歌はありますか?
僕も関わらせていただいているんですが、2020年から始まったコロナ禍に対して、「コロナ節」という曲が作詞されました。新型コロナウイルスによる混乱の中で、”何かみんなで心一つになれるものを作ろう”という気持ちを込めつつ、シンプルに現状を歌った曲になっています。
Q.6 第7回世界のウチナーンチュ大会への思いをお聞かせください。
僕はコザ在住なので、コザ出身者の会では歌わせてもらったことがあるのですが、メイン会場で歌ったことはありません。何万人というウチナーンチュが勢ぞろいした会場を味わってみたいです。コロナ禍が明け、開催できた暁にはすごい感動が待っているんだろうな、と思います。
インタビューの最後には、「コロナ節」、「ひやみかち節」の二曲を歌っていただきました!!その様子はこちらから観いていただけます。
仲宗根創さん、ありがとうございました!
また、講座に参加いただいたみなさま、ほんとにありがとうございました!!
全6記事で報告してまいりました「うちなー移民トーク 第二弾」!!
ほんとに盛りだくさんな内容でした!
最終回第三弾は1月22日(土)10:00~12:00開催です。
第三弾は指導者養成講座参加者の方によるゲストトークと、ゆんたく交流会を実施します! お楽しみに!!
最後に、第二弾を通しての参加者の皆さんからのご感想をご紹介します!
・今まで参加したイベントの中で一番楽しかったです。皆さんの経験談をたくさん聞けてよかったです
・ハワイの親戚にとって移民した経験がつらいものだったようで、あまり話を聞けず、突っ込むことができませんでしたが、今日はポジティブな話もたくさん聞けてよかったです。つらい経験をした人たちの思いも引き継いでいきたいですね
・いろいろなジャンルの人たちの話聞けてすごく楽しかったです!コロナが落ち着いたら鶴見に行きたいです
・色々な方のストーリーがあるんだな~って思いました。世界のウチナーンチュの日に沖縄に行きたいです
・鶴見には研修で行ったことあって、鶴見でやっていることが沖縄でできないかな~と思っているので、また勉強のため鶴見に行きます
・世界中のみなさんの思いや経験の話がとても勉強になりました。世界中でつながっているという実感を持つことができました
・フランクで馴染みやすく、参加者が参加しやすいスタイルで良かったです。限定された地域ではなくて、私にとって身近な石垣などにも触れられて良かったです