2017年11月27日、那覇市にある「わかめ学童クラブ」の子ども達70名(小学校1年生~3年生)に世界のウチナーンチュの文化と遊びを紹介しました。
今回担当したのは、アルゼンチン出身のマリアさんとペルー出身のサオリさんです。
学童の先生の「何か不思議な音が聞こえる」という声掛けに聞きなれないスペイン語で二人が楽器を持って登場しました。
この時、子ども達から何、何???!これから何が起きるの?!という心の声が聞こえてくるような良い表情を見せました。
登場した二人はスペイン語で子ども達に握手をしながら挨拶をし、子ども達の中には手を伸ばして握手を求める子もいました。二人はスペイン語で地図や道具を使って分かるようなかたちで自己紹介をしました。
その後、サオリさんが日本語で自己紹介をしてワークを進めました。二人のスペイン語でのやり取りをそのまま届けたり、日本語を使ったりと二つの言語で、子ども達に世界のウチナーンチュの文化と遊びを伝えていました。
歌や体を動かしながら上下右左ゲームで子ども達が楽しくスペイン語を覚えるワークで懐かしい「しあわせなら手をたたこう」をスペイン語でマリアさんと一緒に歌いました。そして、ペルーで子どもの頃サオリさんが良く遊んだ「El gato y el raton(猫とネズミ)」の紹介では、わかめ学童クラブの子ども達はそのやり方を直ぐに掴み、思いっきり体を動かして、ゲームを楽しんでいました。
最後は、ちょっとしたロールプレイを取り入れた紙芝居「うみからぶたがやってきた」で、先ほどまで走り回って興奮していた子ども達が紙芝居に引き込まれてまっすぐなまなざしで静かに聞いていました。
マリアさんやサオリさんのように沖縄へ想いを寄せる人が世界には42万人以上いることを伝え、10月30日は世界のウチナーンチュの日であることを伝えていました。そして、「大きくなったらみんなもいつか世界へ旅立って、世界中にいるウチナーンチュにも会いに行って友達になってね」というメッセージを伝え、1時間のワークショップが終わりました。